オークションやフリマサイトで中古ギターを購入するメリット・デメリット

2020年8月27日

こんにちは!

突然ですが、皆さんは中古ギターについてどんなイメージを持たれていますか?
傷が多い、何かしら不具合がある、人の手に渡ったものはちょっと・・
なんてマイナスな意見も多くあると思います。
私もその考えの一人だったのですが、フリマアプリなど手軽に安く中古ギターが買える環境になってきているせいか最近ではネットを介して中古ギターの購入を繰り返しています。笑
ここ2年くらいで10本以上はフリマアプリやオークションを通じて中古ギターを購入しました。
今回はその経験を活かしてオークションやフリマアプリを介した中古ギター購入のメリットとデメリットについて書いていきたいと思います。

オークション、フリマアプリを介した中古ギター購入のメリット、デメリット

今回はあくまでオークションやフリマアプリといったツールを介して中古ギターを購入したい人に向けて書いていきます。
※ネットで中古ギターを販売している楽器屋さんは対象ではありません。
では早速メリットとデメリットを書いていきたいと思います。

◇メリット
・中古楽器屋で購入するよりも安く手に入ることがある
・アイテム数が豊富
・今では販売されていないシリーズのギターを手に入れることが出来る
・楽器屋さんに行かなくても良い

一番のメリットは"価格“ですね。
私の肌感になりますが、中古楽器屋では新品価格の約6割くらいの値段で販売されているように感じます。
新品価格20万だったら12万~13万といったところでしょうか。
対してオークションやフリマアプリはこちらも肌感にはなりますが、新品価格の4割~5割ほどで購入できることが多いです。
新品価格20万だったら8万~10万といったところです。
中古楽器屋さんでは中古ギターの調整やメンテナンスを行っていますのでその分が上乗せになっている他、実店舗ですので維持・管理費がかかりますよね。
オークションやフリマアプリではこういった費用がかかりませんのでその分相場が安いということです。

また、オークションやフリマアプリは多くの人が出品しており品数も豊富ですので選択肢が広いです。楽器屋さんでは取り扱っていないようなレアなギターも出品されていることがしばしばあります。
その他、楽器屋さんが近くにないという方でも簡単に購入することが出来ることはメリットですね。

◇デメリット
・写真で確認した状態と現物を確認した時の状態にギャップがある ※傷など
・ネックやパーツ類に不具合があることがある
・偽ブランドを掴まされる
・"におい"が染みついている場合がある
・清掃に時間がかかる
・思っていたような音じゃなかった
・試し弾きが出来ない

現物を見れない“ことが一番のデメリットになります。
写真で見た感じでは綺麗でも家に届いてみたら思っていたよりも汚いなんてこともよくあります。
オークションやフリマアプリでは出品者側はなるべく高く売りたいと考えていますので写真映りは綺麗に、そしてギターのデメリットについてはあまり記載しないことが多いです。
その為、ネット写真と現物でのギャップが発生することがしばしばあります。
自分の経験では10本購入したら8本は思ったような状態ではありませんでしたね。。。
汚れや割れ、音が出ないといった症状だけでなく「想像していた音と違う」といった見た目だけでなく触ってみるまで気が付かない不具合も多いです。

中古ギターで確認すべきポイント

中古楽器を購入したい人は「なるべく安く良いギターを買いたい」という考えの方が多いと思います。
よくチェックしなかった為に逆に高くついてしまった・・・なんてならないように下記は最低限チェックしておいた方が良いでしょう。
・そのギターの中古相場を確認する
・ナットの状態を確認する
・ネックとトラスロッドの状態を確認する
・フレットの状態を確認する
・ペグの状態を確認する
・ピックアップの状態を確認する

特に注意したいのが「ネックの状態」です。
ネックの状態がまっすぐであれば問題ありませんが、ギターによっては「ネックの反り」があり、トラスロッドについても回し切っているであったり固着して動かないといったものがあります。
もしそのような状態であればギターとして使用すること自体が難しくなるので最低限ネックの状態は確認すべきでしょう。
その他はナットやフレットといった消耗品になりますのでどうしてもすり減りや割れといった症状が出てきます。
こちらは部品の交換を行えば良いのですが、なるべく出費を抑えるようにするにはこちらも確認しておいた方が無難です。

中古ギターはこんな人におすすめ

こんな人だったらおすすめ出来ます!
・ある程度ギター経験がありギターの構造を理解している人!
・ギターの分解や調整に抵抗が無い人!
・偽物を見分けれる人!
・潔癖症では無い人

中古ギターですのでトラブルは当たり前、自分で修理して使ってやる!ってぐらいの気概を持った人には中古ギターをおすすめ出来ます。

また、残念ながら偽物も非常に多く出回っていますので本物かどうか見極めが出来ることも必要なスキルです。
偽物の見分け方についてはまた別の機会にブログで書いていきたいと考えていますが、そうした偽物を見分けるにはある程度ギターについての知識が必要ですのでまずはオークションサイトなどをしばらく眺めて偽物の特徴を把握するなど準備期間を設けることをおすすめします。
また、反対にギター初心者は購入は控えるべきです。
楽器の調整はまず経験が無いと出来ませんからね。
少なくともここまで記事を読んで自信が無い方はやめておいた方が無難です。

まとめ

オークションやフリマサイトでの中古ギター購入はギャンブル的な要素もありますが、ギターの知識と経験、そして運があれば良い買い物が出来ることもあります。
ギターはめぐり逢いだ!くらいの気持ちで購入すると良いですね。笑
また、最悪失敗しても私の経験上ですが中古ギター購入であまり損をすることはありません。
もともと安い価格で手に入るのでうまくいけば購入価格と同価格で販売することが出来ます。
もちろんそういったギターを販売する際は次の購入者のことを考えて修理箇所や不具合は細かく書いておくことは最低限のマナーだと思います。
オークションやフリマサイトをうまく活用すれば様々なギター所有・販売し使いまわすことが出来ますのでそれも楽しみ方のひとつではないしょうか。
それでは!