Greco SE1200レビュー
こんにちは!
以前にジャパンビンテージギターについての記事を書いたことがあるのですが、今回はそのジャパンビンテージの代表格であるグレコ(Greco)のギターについて紹介したいと思います!
グレコのギターは今でも数多くオークションなどで出回っておりますが、今回はその中でも滅多に見かけなくなった「Greco SE1200」について紹介したいと思います。
SE1200についてはネットにもあまり詳細な情報が無いので少しでも情報に関して参考になればと思います!
Greco SE1200について
グレコ(Greco)とは、神田商会という楽器総合卸問屋の自社ブランドのギターです。所謂PBプライベートブランドですね。
グレコの歴史は古く1960年に設立されたブランドで販売は1963年より開始されたようです。つまりフェンダージャパンよりも20年ほど前から販売している老舗メーカーになりますね。
当時のグレコは主にストラトキャスタータイプのSEシリーズ、レスポールタイプのEGシリーズといったコピーモデルの販売を行っておりました。
このコピーモデルに関して価格帯が細かく設定されており低価格から高価格帯まで幅広く品揃えされていたため、本家を買えないお金の無いギターキッズ達に人気のあるメーカーだったようです。
そういえば私の実家にも父のグレコのレスポールが1本ありました(笑)それぐらいポピュラーなメーカーだったんですね。
しかしながらレスポールタイプについて偽造品製造としてギブソンより訴訟を起こされた1980年代以降よりコピーモデル販売の規模が縮小し、GOシリーズといったグレコオリジナルモデルの販売に注力し始め今日に至ります。
訴訟を起こされるほどに完成度が高かったようですが、製作は現フジゲンが行っていたということで訴訟も納得ですね。
ただし最初期に関しては実物ではなく本家の写真を見て推測でコピー品を作っていたという逸話もあったりと面白いメーカーです。笑
さて今回紹介するSE1200ですが、プロジェクトシリーズと呼ばれるオーダーメイド生産のシリーズでグレコの中でも最上位のグレードのものになります。
このプロジェクトシリーズですが、初期と後期があり後期の方がコピー精度も高く人気のようですが今回ご紹介するのは初期の76年製のSE1200になります。
76年製ですので製造から44年になりますね。フェンダーで言えば最近では70年代もビンテージと言われていますのでこのギターもビンテージに入っているのではないでしょうか?
Greco SE1200 詳細写真レポート
それでは詳細写真です!
ボディは2ピースのセンです!
一見するとセンターで等分のように見えますが少しずれています!笑
内部はしっかりとノイズ対策がされていますね!
ちなみにグレコにはネックプレート以外にSE1200などの判別できるマークなど一切ないです。
SE1200初期はピックアップにお金がかかっているシリーズではありますが、配線材については少しチャチな感じがしますね。
ネックポケットには「K」っぽい文字が印字されてます。
ネックプレートにはSE1200の印字あり。※一部モザイク処理かけてます
ブリッジにはmade in japanの印字があります。
次はネックです。
こちらも機種を示す印字は無いです。
ネックの付け根の形はフェンダーの70年代に近いシェイプです。
最後に全体写真です!
音については次回のブログにて紹介出来たらと考えています!
それでは!
ディスカッション
コメント一覧
こんにちは私はグレコのストラトキャスターSEー1200もしくは1000、が欲しくてたまりません、何か情報がありましたら教えてください。
コメントありがとうございます!
SE1000、1200でしたらたまにですがヤフオクで見かけますのでそこを狙うしかないですね(2ヶ月に1度くらい?)
直近の落札価格だと7~8万といったところでしょうか。
もし購入されるのであれば初期より後期のもの(スーパーリアル期)が良いかと思います。
私のは初期ですが作りに関しては甘いところが散見されますね…
ありがとうございました、また何か情報ありましたらよろしくお願いいたします。
お久しぶりです。
先程ヤフオクを見ていたらグレコのse1200が出品されてました。
あまり外見の状態は良くないですが情報までです。
greco se 1200 と検索すると出てくると思います。